ありがちな海外部品調達トラブル
異材
依頼した材質とは異なる材質で製品が届いてしまうトラブルが発生することがあります。金属の番手違いや、依頼した材料と異なる材料で加工して来るなどといったトラブルが発生する場合もあります。何が起きても動じないよう心の備えが必要と言えるでしょう。
処理ミス
加工部品にはさまざまな処理が施されますが、時には問題が発生することがあります。例えば、硬度を調整するために熱処理をしたにもかかわらず、最終的な硬度が期待したものと異なることがあります。海外では熱処理証明書が発行されないことが多いため、硬度証明書を添付してもらうことが重要です。また、表面処理が忘れられることもあり、タフトライド処理や塗装が施されていない場合があります。注文時には、これらの処理が確実に行われるよう、何度も確認することが大切です。
その他
また、数字の6と0を間違えるといったミスもよくあります。日本国内の会社に依頼する場合のように、相手側から疑問点や不明点について確認の連絡が来ることはほとんどありません。したがって、FAXで図面を送る場合は、読み取りやすい字で書き直すなどして、トラブルを未然に防ぐ対策が必要です。さらに、輸入時に必要な申告書類(インボイス)も、いい加減に作成されることが多いです。これは、送料を安くするためにわざと行われることがあり、それが税関で発覚すると後から修正が必要になることがあります。
対策
海外で部品を調達する際には、日本国内での調達では考えられないような様々な問題が発生します。異材や処理ミスなど、部品の仕様に関するトラブルを防ぐためには、図面の該当箇所(間違えやすい箇所)をはっきり書いたり、マジックで太く囲って強調するなどの対策が必要です。TECH-JOURNEYを運営する岐阜精器工業株式会社では、これまでに多くの部品の海外調達を経験し、様々なトラブルにも対応してきました。加工部品の海外調達をご検討の方は、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。
海外部品調達先の条件
海外部品調達先としてふさわしい条件は、大きく分けて二つ存在します。それは「税関との信頼関係があるか否か」「適切かつ迅速なコミュニケーションが取れるかどうか」です。
税関との信頼関係
税関検査は、全ての輸入者に同じ基準で行われるわけではありません。過去に問題なく税関検査を通過している会社と、トラブルがあった会社では、後者の方が厳しい検査を受けることになります。検査が長引くと、部品納入までの時間が予定以上にかかることもあります。そのため、過去の取引に問題がなく、税関から信頼されている調達先を選ぶことが重要です。
コミュニケーション
海外との取引では「言葉」に特に注意が必要です。まず、日本語が堪能な担当者がいる会社を選びましょう。これにより、コミュニケーションの円滑性が大幅に向上します。また、日本語を扱える人材がいることは、その会社が日本との取引を重視している証拠であり、取引もスムーズに進む可能性が高まります。さらに、技術相談や質問に迅速に対応し(技術相談と質問は一日以内、見積は二日以内)、メールで気軽にやり取りができる会社を選ぶと良いでしょう。
海外部品調達の注意点と対策
加工部品の品質は、実際に注文してみないと分からないことが多いです。サンプル品を送ってもらって判断する方法もありますが、サンプルは高品質なものが用意されるため、過信するのは危険です。海外取引での一番無難な方法は、国内の仲介業者を利用することです。TECH-JOURNEYでは、長年の経験とノウハウを活かし、確かなコストダウンを実現しています。加工部品の海外調達をお考えの方は、ぜひお気軽に当社にご連絡ください。
岐阜精器工業の海外調達について
部品加工を海外調達する際に「品質や精度は大丈夫か」「対応できる加工種類や表面処理方法に限りがあるのでは」「納品に時間がかかるのでは」「むしろコストがかかるのでは」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、へしゃでは、厳しい認定基準を満たした協力工場で生産を行い、長年かけて築いたネットワークを駆使して高品質を保ちながら圧倒的なコストダウンを実現しています。
部品の海外調達ならお任せください!
岐阜精器工業では、安全・安心のワンストップ海外調達を実現します。弊社は、大手Tier1、装置メーカー、電気機器メーカーなど、上場企業との取引実績が豊富です。中国広東省に自社工場を保有しております。また、中国だけでなくタイやベトナムなどアジア圏において、20年以上の取引経験を持つ協力会社との深い信頼関係を基に、国内調達と変わらない製作精度と品質保証を実現しています。さらに協力会社との密な連携により、短納期対応やコミュニケーション不足によるトラブルにも対応可能ですので安心して海外部品調達が可能になります!