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銅の表面処理・めっきについて

銅の表面処理・めっきについて

銅は金属の中でも多くの製品に活用され、さまざまな場面で活躍しています。そんなありふれた存在である銅にコーティングを施すことで、傷や腐食から保護し、寿命を延ばす方法があります。それが「メッキ処理」です。銅製品はメッキ処理を施すことで、銅本来の性能を向上させることも期待できます。もし銅加工の依頼をご検討中であれば、併せてメッキ処理の対応も視野に入れておきましょう。

 

メッキ処理のメリット

メッキ処理とは、金属やガラス、プラスチックなどの表面に薄い膜でコーティングをする表面処理の一種です。素材の強度や耐久性を高める目的で行われます。

 

製品の価値向上

メッキ処理によって金属特有の光沢が加わり、見栄えが良くなることで製品の価値が高まります。

防錆・防腐効果

メッキ処理により表面をコーティングすると、金属が空気と触れる機会が減り、サビや腐食のリスクが低減します。

機能性向上

メッキ処理によって製品の電気伝導率や熱伝導率が向上し、元の素材にはない性能を付加することができます。

 

似て非なるメッキ処理と塗装

メッキ処理と混同されがちな手法として「塗装」があります。どちらも表面をコーティングすることで製品を美しく仕上げたり、性能を向上させたりする手法です。しかし、両者には明確な違いがあります。

 

使用材料の違い

塗装: 主に樹脂や油を使用します。

メッキ処理: 金属を使用します。

 

コーティングの性質

塗装: コーティングする素材が金属ではないため、金属の性質を備えることはできません。

メッキ処理: 金属によって表面をコーティングするため、コーティングされた製品は金属の性質を持ちます。

 

 

メッキ処理の種類一覧

金属を表面にコーティングするメッキ処理には大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を紹介します。

 

電気メッキ (電解メッキ)

特徴: 電流を流してメッキ処理を行う方法。低コスト・短時間で加工が可能。

メリット: さまざまな物質に対応。

デメリット: 膜圧にバラつきが出やすく、複雑な形状の製品には不向き。

 

無電解メッキ

特徴: 電気を使用せずにメッキ処理を行う方法。均一な膜圧が得られ、複雑な形状の製品にも対応。

メリット: 膜圧が均一。

デメリット: コストが高く、処理に時間がかかる。

 

置換メッキ

特徴: 金属を溶解させて溶けた部分を素材に付着させる方法。耐食性が高い。

メリット: 高い耐食性。

デメリット: メッキの厚みが限定的で、密着性が低め。

 

銅めっきの種類

 

 

1.電解めっき (Electroplating)

– ニッケルめっき (Nickel Plating): 銅の表面にニッケルの層を形成します。ニッケルめっきは、耐腐食性と耐摩耗性を向上させるためによく使用されます。

– 金めっき (Gold Plating): 高い導電性と耐腐食性を持つ金の層を形成します。高信頼性が求められる電子部品や接点で使用されます。

– 錫めっき (Tin Plating): 錫の層を形成し、銅の酸化を防ぎます。電子部品のはんだ付け性を向上させるために使われます。

 

2. 無電解めっき (Electroless Plating)

– 無電解ニッケルめっき (Electroless Nickel Plating): 電気を使用せず、化学反応によって銅の表面に均一なニッケル層を形成します。均一な膜厚を得られるため、複雑な形状の部品にも適しています。

– 無電解金めっき (Electroless Gold Plating): 無電解法で金の層を形成し、高い導電性と耐腐食性を持たせます。特にプリント基板の接点やコネクタ部分に使用されます。

 

3. 特殊めっき (Special Plating)

– パラジウムめっき (Palladium Plating): 高い耐腐食性と耐摩耗性を持ち、接点材料として使用されます。

– 銀めっき (Silver Plating): 高い導電性と反射性を持ち、電気接点やミラーの反射面などに使用されます。

 

4. ハイブリッドめっき (Hybrid Plating)

-ニッケル-金二重めっき (Nickel-Gold Double Plating):銅の上にまずニッケルをめっきし、その上に金をめっきする方法です。これにより、耐腐食性と導電性の両方を高めることができます。

 

メッキ処理をおすすめする製品とは?

 

自動車外装

使用箇所: バンパー、ドアノブ、ミラー、エンブレム。

使用金属: 錆に強い亜鉛、傷に強いクロム。

 

電子部品

使用例: スマートフォンやゲーム機の基板。

目的: 電気伝導率を高めるため、セラミック基板にメッキ処理を施します。

 

食器・衣類

使用例: ナイフ、フォークなどの食器、靴下などの衣類。

使用金属: 抗菌性の高い銅、銀、コバルト。

目的: 食器では抗菌効果、靴下では水虫予防効果を見込みます。

 

まとめ

今回は、金属を表面にコーティングするメッキ処理について紹介しました。適切なメッキ処理を行えば、製品の性能や価値を大幅に向上させることができます。TECH-JOURNEYでは、創業50年の豊富なノウハウを活用して高品質な加工を行っています。銅のメッキ処理をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

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