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ロストワックスとは? 鋳造の特徴や製品例

ロストワックスとは?

 

ロストワックス(lost-wax)は、金属製品を製造するための鋳造方法の一種です。この方法では、まずワックスで製品のモデルを作成します。次に、そのワックスモデルをセラミックで覆い、高温で焼いてワックスを溶かし、空洞にします。そして、その空洞に金属を流し込むことで製品を作ります。この手法は、製品の精度が高く、複雑な形状を持つ製品を作るのに適しています。そのため、幅広い産業で利用されています。

 

特徴・メリット

 

初期コスト

他の鋳造方法と比較して、ロフトワックス法の初期コストは比較的低く抑えられます。これは、特に小規模生産やプロトタイピングにおいて、コスト効率の良さを意味します。

 

美しい表面仕上げ

 

ロフトワックス法で製造された製品は、滑らかで美しい表面を持っています。この高水準の仕上がりは、美観が重要視される製品にとって特に価値があります。装飾品や宝飾品、顧客に直接見せる製品など、見た目の印象が重要な場面でこの技術の価値が発揮されます。

 

高い寸法精度

ロフトワックス法は、非常に高い寸法精度を実現します。高精度の寸法は航空宇宙や医療機器など、精密な寸法が求められる製品にとって不可欠です。

 

多様な材質での鋳造

金属だけでなく、プラスチックやガラスなど、様々な材質での鋳造が可能です。そのため、製品の用途や特性に応じて最適な材質を選択できます。材質の選択肢が広がることは、設計者にとって大きな自由度を意味します。

 

複雑な形状が可能

ロフトワックス法は、細かい部分や複雑なデザインも正確に再現する能力を持っています。そのため、設計の複雑さが生産能力に制限をかけることがなくなります。特に、一体型で複雑な構造を持つ製品において、この技術は大きな強みとなります。

 

材質の選定の自由度

プロジェクトに応じて最適な材質を選べる自由度は、製品の性能とコストのバランスを最適化する上で重要です。ロフトワックス法では、この選択が可能です。

 

設計の自由度

デザインの変更や微調整が容易に行えるため、製品の開発プロセスがスムーズに進みます。この利点は、時間とコストの節約にも直結します。

 

部品点数の削減が可能

一体型での製作により、組み立てる部品の数を減らすことが可能です。この利点は、製造工程の簡略化、組立時間の短縮、そして全体的なコスト削減につながります。

 

デメリット・注意点

 

ランニングコストの高さ

ロストワックス鋳造法では、精密な作業と高品質な材料が必要であり、他の鋳造方法と比較して継続的なコストが高くなる傾向があります。使用する際には、材料費、設備投資、そして維持管理のコストを慎重に評価する必要があります。特に高品質のワックスや特殊なセラミック材料は価格が高く、これらのコストがプロジェクト全体の予算に大きな影響を与えることがあります。また、高度な精度を求めるため、製造過程での材料のロスも考慮する必要があります。

 

作業難易度の高さ

ロストワックス鋳造法を正確に実行するには、専門的な知識と経験が必要です。高度な訓練を受けた技術者が欠かせず、複雑な工程には細心の注意が必要です。技術者の不足や訓練不足は、プロジェクトの品質や進行に影響を及ぼす可能性があります。

 

製品例・用途

 

ロストワックス鋳造法は、その卓越した精度と複雑な形状の製造能力のため、多くの産業分野で重要な役割を果たしています。特に、高度な精度と複雑な形状が要求される製品において、この鋳造法の価値は計り知れません。

 

航空機産業

航空機の機構部品は、非常に高い精度が求められます。ロストワックス鋳造法は、機械的な耐久性と精密な寸法を実現し、重量削減も可能にします。航空機産業で重要な高品質部品を製造する理想的な方法です。

 

医療機器産業

医療機器の分野では、身体に直接接触する製品にロストワックス鋳造法が用いられます。これらの製品は、高い品質基準を満たす必要がありますが、ロストワックス鋳造法はその要件に応えるための最適な方法です。

 

精密機器産業

精密機器、特に測定器や光学機器の部品製造において、ロストワックス鋳造法は不可欠です。これらの機器は、微細な寸法の精度と複雑な内部構造を要求されるため、製造方法に高い精度と柔軟性が求められます。ロストワックス鋳造法は、これらの要求に応えるための理想的な選択肢となっています。

 

用途

産業用機器・部品 自動車部品(エンジン、トランスミッションなど)
消費財 洗濯機、冷蔵庫、掃除機などの家電品
OA関連製品 パソコン、コピー機、プリンタ、複合機など
レジャー用品 その他 釣具(リールなど)、カメラ、ファスナーなど

 

工程

 

 

金型にワックスを流し込む

製品のモデルとなるワックスを金型に流し込みます。

ワックスツリーの組み立て

複数のワックスモデルを一つのツリー状に組み立てます。

セラミックコーティング

ワックスツリーにセラミックを何層にも塗り重ね、硬化させます。

ワックスを溶かす

セラミックの中のワックスを溶かし、取り除きます。

焼成して固める

セラミックを高温で焼成し、硬化させます。

溶融金属を流し込む

空洞になったセラミックの型に溶融金属を流し込みます。

型バラしをし取り出す

固まった金属をセラミックの型から取り出します。

検査

最終製品の品質を確認するための検査を行います。

 

まとめ

ロストワックス鋳造法は、美しい表面仕上げ、高い寸法精度、そして複雑な形状の製作が可能な、非常に多才な製造技術です。航空機産業から医療機器、精密機器の製造に至るまで、この技術はその汎用性と高品質な成果物により、多くの分野で重宝されています。しかしながら、その運用には専門的な知識が必要であり、材料費や維持管理のコストも考慮する必要があるため、採用に際してはそれらの側面を慎重に評価することが重要です。今後もロストワックス鋳造法は、その高い機能性と汎用性により、様々な産業で価値ある技術として位置づけられ続けるでしょう。

 

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