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コバールの絞り加工~Kovar~金型製作プレス加工技術

 

コバールの絞り加工~Kovar~

 

 

岐阜精器工業ではコバールの絞り加工~Kovar~の絞り加工を得意としています。弊社の絞り加工技術とコバールの絞り材料特性・種類を交えて解説させていただきます。

 

■絞り加工とは What is Drawing Compound?

 

絞り加工とはプレス加工のひとつで、一枚の金属の板をプレス機にセッティングした金型にて絞り込み(圧縮し)凹状に加工し、繋目の無い容器形状に成形する技術です。円筒絞り、角絞り、異型絞りなど金型仕様を変えれば様々な形状を作り出すことができます。絞り加工はプレス加工の種類の中で最も金型の設計が難しいと言われています。また金型・機械・加工条件などのバランスがうまくかみ合ってこそ、シワやひずみ・割れの無い絞り加工を実現する事が出来ます。当社はコバールの絞り加工を非常に得意としています。

 

絞り加工に関してはこちらをクリック → 『絞り加工について』

 

■コバール(Kovar)の種類・特性

 

コバール(Kovar)は、鉄にニッケル、コバルトなどを配合した合金で、Ni 29%, Co17%, Fe Bal.でされています。常温付近での熱膨張率が金属の中で低いといわれており、硬質ガラスやセラミックスと広い温度範囲で一致するという性質を有しています。

 

【利用分野】

コバール製の線や管は、硬質ガラスやセラミックスとの封止のほか、ICリードフレームや水晶振動ケース、トランジスタのリードキャップ、電子管材料等に広く用いられています。粘りが強く旋盤、マシニングでの加工が難しい材料です。ただ絞り加工性はSUS同等と言われており、弊社では絞り加工に対応しております。

 

■コバール(Kovar) 絞り加工について

 

 

コバールは粘り気があり加工が難しい材料です。絞り加工を行う際にはクラック、割れなどを考慮して金型設計を行う必要がありますコバールの特性を考えて金型設計、工程調整を行うことが重要です。

 

絞り加工事例

 

SPCD加工事例1

ポンプ関連部品

 加工内容
材料 SPCD T=1.0㎜ 

金型 単発プレスにて絞り加工対応

処理 クロメート処理

 

 

SPCD加工事例2 

電源ケース

 加工内容
材料 SPCD T=1.0㎜ 

金型 単発プレスにて絞り加工対応

処理 ニッケルメッキ

特徴 角絞り加工

 

 

その他 絞り加工事例

 

SUS 304 SUS316L SUS 304 リン脱酸銅 C1220

 

チタン/純チタン以外にも様々な材料の加工実績がございます。アルミ、ステンレス、鉄、パーマロイ、電磁鋼板などお客様の要望に合わせて加工いたします.

 

 

 

その他加工事例はこちら→ 『加工事例』

 

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