絞り加工とは～プレス機、プレス金型における絞り加工技術～

 

絞り加工とは？

 

プレス機・金型におけるプレス加工について

 

 

 

 

 

 

絞り加工とは、プレス成形方法の１つで、1枚のシート材料から円筒、角筒、円すいなどの容器を作る加工方法です。製品につなぎ目が無い事が一番の特徴となります。皆さまのご自宅にあるアルミ製弁当箱などを思い浮かべるとイメージできると思います。絞り加工は、板金・プレス加工の中でも最も難易度が高く、形状、設備、成形条件を考慮し適正に加工しなければシワ、ヒズミ、ワレなどが発生し不良の原因になってしまいます。複雑高精度の絞り加工品を作るためには金型の設計、精度が重要となります。

 

 

メリット

 

加工工数の削減

切削や溶接といった加工をせずに期待する形状に形成することが可能ですので、加工自体の工程数を削減することができます。念入りな金型作成、事前の細かい計算が必要となりますが、大量生産に非常に向いている加工です。

 

高品質な製品を製造可能

製品の品質を損なう傷やひずみ、シワがない加工が可能です。
そのためには、金型と機械のバランスが上手く噛み合っていること、事前の念入りな準備、そして高い技術が必要となります。また、切削も溶接も行いませんので、素材に加わるダメージが非常に少なく、丈夫な仕上がりも期待できます

 

加工硬化が大きい

変形量が非常に大きい加工な為、薄い板材でも丈夫な製品を製造することが可能です。のため、大きい加工硬化が期待できます。
この性質を上手く利用すれば、製品の軽量化を図ることができます。

 

デメリット

 

 

 

 

 

絞り加工のデメリットは、加工する難易度が高く不良品が発生しやすいことです。作業のほとんどを機械に任せられるのが一般的なプレス加工のいいところですが、この「絞り加工」については加圧の調整は慎重に行う必要があります。また、生産に必要となる金型が高価となります。試作、量産ともにイニシャル費用が発生してしまうのは、ユーザ様にとってはデメリットかもしれません。

 

 

 

 

絞り加工の金型

 

 

 

 

 

当社では絞り加工を以下の金型で対応することができます。

１.トランスファー型

２.順送型

３.単発型

 

 

詳しくはこちら→金型製作

 

 

製作事例

 

角絞り加工	円筒絞り加工	異形絞り加工	超深絞り加工	小判型絞り加工

 

 

絞り加工の材料

 

材料	ステンレス、アルミ、チタン、鉄、パーマロイ、真鍮、純銅等。
板厚	最薄0.1～最厚3㎜　※弊社実績
対応可能サイズ	外径3㎜～100㎜前後、深絞り高さ60㎜前後

 

 

絞り加工の検討される皆様へ

 

 

 

 

 

弊社は1970年の創業からプレス加工、絞り加工の技術力を活かしてモノづくりを続けております。弊社の強みは絞り加工を成功させるための、金型づくりです。絞り加工に用いられる金型は最も設計が難しいとされております。現在までに医療機器、電子部品、日用品、文房具など様々な業界へ絞り加工品を納入しております。

絞り加工は　金型精度+加工調整が非常に大事な加工方式です。絞り加工で失敗したくないお客様、是非ともご連絡ください。

 

 

 

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