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純銅の絞り加工~無酸素銅、タフピッチ、脱酸銅~金型製作プレス加工

 

純銅の絞り加工「無酸素銅・タフピッチ・脱酸銅」

 

TECH-JOURNEYでは無酸素銅、タフピッチ銅、リン脱酸銅の絞り加工を得意としています。弊社の絞り加工と無酸素銅、タフピッチ銅、リン脱酸銅特徴を交えて解説させていただきます。

 

 

絞り加工とは What is Drawing Compound?

 

絞り加工とはプレス加工のひとつで、一枚の金属の板をプレス機にセッティングした金型にて絞り込み(圧縮し)凹状に加工し、繋目の無い容器形状に成形する技術です。円筒絞り、角絞り、異型絞りなど金型仕様を変えれば様々な形状を作り出すことができます。絞り加工はプレス加工の種類の中で最も金型の設計が難しいと言われています。また、金型・機械・加工条件などのバランスがうまくかみ合ってこそ、シワやひずみ・割れの無い絞り加工を実現する事が出来ます。

当社は真鍮・黄銅の絞り加工を非常に得意としています。

 

純銅の種類・特性

 

純銅は、工業用に製造される高純度の銅をいう。電気銅,無酸素銅,脱酸銅,OFHC,真空溶解銅などが含まれます。この中にはリン脱酸銅のように純度 99.90%程度で電気銅より低品位のものもありますが、だいたいは 99.95%以上の純度を持っています。真空溶解銅は純度 99.99%以上の最高級純銅であり、加工性もよく、絞り加工にも対応が可能な点が特徴です。

 

無酸素銅、タフピッチ、脱酸銅 絞り加工について

 

 

純銅は硬度が低くとても柔らかい材料です。絞り加工を行う際にはクラック、割れなどを考慮して金型設計を行う必要があります。伸びもあり、絞りやすい材料ではりますが、加工硬化が激しいのが特徴です。絞り回数が多い製品は途中工程にて焼きなましをいれることもあります。純銅の特性を考えて金型設計、工程調整を行うことが重要です。

弊社は特にC1220リン脱酸銅の加工実績が多くあります。

 

材料名 番号 特徴
タフピッチ銅 C1100 純銅の中では無酸素銅ほどの純度はありませんが、高い導電率と熱伝導率を誇ります。
ただ、600℃以上に加熱すると水素が材料内部に残っている酸素と反応して、水蒸気を作り出し、これが材料に亀裂を生じさせる「水素脆性」があります。
還元雰囲気での高温加熱や溶接、はんだ、ろう接には向きません。
りん脱酸銅 C1220 タフピッチ銅の持つ水素脆性の対策を行った純銅で、
りんで脱酸を行ったものを特に「りん脱酸銅」と称呼します。
タフピッチに比べて導電率は劣りますが、りん(P)が残留しているために酸素が除去されており、加熱しても水素と反応して内側から水蒸気が生成されません。このため水素脆性を起こさず、耐熱性もやや向上しています。一般に180~200℃で軟化します。
無酸素銅 C1020 酸素をほとんど含まない純銅で、酸素量が0.001%から0.005%とごく微量に抑えられています。
純銅の中でも最も純度が高いタイプです。電気管用については4N以上、99.99%以上の純度を持ちます。

 

純銅へのメッキ処理

 

 

真鍮、黄銅は空気中にて酸化してしまいますので、耐食性に優れている材料ではございません。そのため加工後に表面処理を施すのが最適とされています。弊社では真鍮、黄銅への以下の表面処理に対応しております。

 

鍍金→ ニッケルメッキ、クロム鍍金、スズ鍍金、亜鉛メッキ、金メッキ

その他→ バフ研磨、ヘアーライン加工、熱処理、接着、ロウ付け

 

純銅加工事例

 

圧着スリーブ  
材料 C1220 T=0.6㎜ 

金型 順送プレスにて絞り加工対応

処理 ニッケルメッキ

 

 

 

その他 絞り加工事例

 

SUS 304 SUS316L SUS 304 リン脱酸銅 C1220

 

チタン/純チタン以外にも様々な材料の加工実績がございます。アルミ、ステンレス、鉄、パーマロイ、電磁鋼板などお客様の要望に合わせて加工いたします。

 

 


 

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